こんにちは。
三度の飯より漫画好き、おでん正宗です。
40代~50代のマンガ、アニメファン、
エヴァンゲリオンやガイナックスファンには、
特におすすめのマンガ「アオイホノオ」をご紹介します。
2014年にはドラマ化され、2016年にも再放送されましたが、
いかんせん深夜放送。
40代~50代のおっさんにはキビシイ時間帯。
知らないままスルーしてきた方も多いでしょう。
これ、すごい面白いドラマだったので後半で少しご紹介します。
漫画「アオイホノオ」 庵野秀明・岡田斗司夫など漫画・アニメ界の著名人が実名で登場!
書籍情報
- 作品名:アオイホノオ
- 作者名:島本 和彦 (シマモト カズヒコ)
- 出版社:小学館
- 掲載誌:週刊ヤングサンデー(2008年廃刊) → ゲッサン
- 単行本:既刊24巻(令和3年6月27日現在)
広告
作者情報
島本和彦
北海道出身の日本の漫画家、男性。
小学生の頃から漫画を描いていて、高校では生徒会長も務めていました。
部活は、陸上部・演劇部に所属していたそうです。
そう言われれば、漫画の演出も演劇的です。
大阪芸術大学に在学中、週刊少年サンデー増刊号に「必殺の転校生」でデビュー、
大学は中退しています。
同人活動も行っており、夏と冬のコミックマーケットにはほぼ毎回参加していたそうです。
島本和彦の代表作
- 炎の転校生
- 逆境ナイン
- 燃えよペン
- アオイホノオ
- ヒーローカンパニー
広告
「アオイホノオ」のみどころ
マンガ・アニメ界の著名人が実名で登場
「アオイホノオ」には、
庵野英明、岡田斗司夫、あだち充、高橋留美子をはじめ、
その他たくさんのマンガ、アニメ界の著名人が実名で登場します。
マンガの中では主人公は他人の作品に言いたい放題で、
石ノ森章太郎の訳の分からないところが格好良いとか、
あー、それちょっと分かる!って共感しちゃう部分があって、
そこに笑っちゃいます。
当時のマンガ・アニメ界の裏話が面白い(フィクションだけど)
冒頭には免罪符とも思える「これはフィクションである」という誇張した表記。
作者の主観を通っているとはいえ、
当時のマンガ・アニメ界の舞台裏がどんなだったか、
マンガ・アニメ界の著名人がどんな人だったか、
関係性はどんなだったか知れるというのはすごく面白い!
ルサンチマン
主人公は自分を棚に上げて、結構言いたい放題なんですが、
あまり不快感がないのが主人公がすごくルサンチマンを持っていて、
格好悪く描かれているからだと思います。
主人公の上から目線な発言も、
ルサンチマンだとはっきり分かるので誤魔化されてしまいます。
ちなみにルサンチマンとは、
ニーチェによれば、ルサンチマンを持つ人とは「本来の『反動』、すなわち行動によって反応することが禁じられているので、単なる想像上の復讐によってその埋め合わせをつけるような徒輩」である。
ルサンチマンを持つ人は非常に受け身で、無力で、フラストレーションを溜めた状態にある。つまり、実際の行動をとるには社会的な制約があり、自身の無力を痛感している人である。そういう状態にあっては誰であっても、ルサンチマンを持つ状態に陥る。
社会的に強者であれば、嫉妬や反感といった感情に主体的に行動することができるため、フラストレーションを克服することができ、そのため、仮にルサンチマンの状態に陥ったとしても、一時的なものでしかないとされる。
反対に社会的な弱者はルサンチマンから逃れられない。フラストレーションをむしろ肯定し、何もできないことを正当化するようになる。社会的な価値観を否定したり、反転した解釈を行うようになる。こういった自分の陥っている状態を正当化しようとする願望こそ、奴隷精神の最大の特徴であるとする。
引用:wikipedia 2017.1.22
みたいなことです。
作品タイトルの「アオイホノオ」とはそういう意味なんだと思います。
TVドラマ 柳楽 優弥の目力がすごい!安田顕の庵野が必見!
2014年7月からテレビ東京でドラマ化されました。
キャストは、
- 焔 モユル 柳楽 優弥(やぎら ゆうや)
- 森永 とんこ 山本美月(やまもと みつき)
- 庵野 ヒデアキ 安田顕(やすだ けん)
- 山賀 ヒロユキ ムロツヨシ
- 赤井 タカミ 中村倫也(なかむら ともや)
- 岡田 トシオ – 濱田岳(はまだ がく)
- 手塚治虫 岡田斗司夫(おかだ としお)
ドラマはかなり面白いです。
レンタルDVDなんかも出てますのでまだ見ていない方にはおすすめです。
主演の柳楽優弥の目力がすごくて、はまり役なのと、
安田顕の庵野や、岡田斗司夫の手塚治虫なんて、
絶対見たくなるでしょ!
広告
まとめ
この記事では、島本和彦作「アオイホノオ」をご紹介しました。
マンガ・アニメ界の著名人がたくさん登場して、
当時の裏話などを知ることができるのがそれだけで読む価値ありと思います。
主人公のルサンチマンなども、面白可笑しくギャクとして表現されており、
主人公=作者の島本和彦でしょうから、
自分の若い頃のルサンチマンなどは、あんまり人に知られたくないでしょうに
押見修造作品でも思いましたけど、つくづく作家ってすごいなって思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
では、また。
こちらの記事もおすすめ
