こんにちは!
三度の飯より漫画好き、おでん正宗です。
みなさんはネットカフェは利用されますか?
結婚されている方、どんな時ネットカフェに行きますか?
おでんも既婚で子供もいますけど、
たまに一人になりたくなって利用することがあります。
たまたま入ったネットカフェで初恋の女性に出会い、
ネットカフェごと荒廃した異世界に飛ばされてしまったら!
この記事では、押見修造の漫画「漂流ネットカフェ」をご紹介します。
書籍情報
- 題名:漂流ネットカフェ
- 作者:押見修造
- 出版:双葉社
- 連載:漫画アクション
- レーベル:アクションコミック
- 既刊: 全7巻
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作者情報
押見修造
1981年生まれ、群馬県出身の日本の男性漫画家。
中学生の頃に父親からオディロン・ルドンの絵や、萩原朔太郎の詩をを教えられたという。
ちょっと!お父さん!?
愛読書は夢野久作の」「ドグラマグラ」、漫画誌「ガロ」
・・・
それ、こじらせてね?
作者が影響を受けたという画家 オディロン・ルドン
押見修造氏の漫画を読んでいると、
「漂流ネットカフェ」のモンスターとか、
「悪の華」の黒いモジャモジャとか、
オディロン・ルドンの影響だなっていうのが出てきます。
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押見修造の代表作
- デビルエクスタシー(全4巻)
- 漂流ネットカフェ(全7巻)
- 惡の華(全11巻)
- 志乃ちゃんは自分の名前が言えない(全1巻)
- 僕は麻里のなか(全9巻)
「漂流ネットカフェ」の魅力(ネタバレあり)
楳図かずおの「漂流教室」・「14歳(フォーティーン)」のオマージュ
漂流教室
荒廃した未来世界に校舎ごと送られてしまった子供たちのサバイバルを描いた作品。
この作品もジュール・ベルヌの「十五少年漂流記」から着想を得ている。
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14歳
「漂流教室」の続編的な作品。
環境破壊による人類滅亡を乗り越えようとする子供たちのサバイバル。
チキンジョージがすごく不気味で、おでんのトラウマとなっています。
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作者の自己開示的な作品(主人公:土岐耕一 は、作者)
作者自身があとがきで子供のおかげで大人になれたと言っています。
男性は子供ができたからと言って、
すぐに父親にはなれないんですね。
幼児性やモラトリアムを引きずったまま父親やっている人も結構いますよね。
普通はそういう自分の内面を直視するのは嫌なものですが、
作者の押見修造氏はすごい勇気のある人なんだと思います。
「漂流ネットカフェ」はもちろん「惡の華」「僕は麻里のなか」も自己開示的な感じがしますよね。
どの作品もどこか主人公が似てますが、
やっぱり作者自身なんじゃないかと思いますよね。
いい年したおっさんでもこういうの読んじゃうと、
やっぱりドキドキ、モヤモヤしちゃいますよね。
ていうのも主人公の心情に近い物を、
おでんも、やっぱり感じたことがあるんですよね。
このドキドキ、モヤモヤ感は心地良いものではないんだけど、
なぜか中毒性がありますよね。
おでんは、なんだかんだ押見修造氏の作品はほとんど読んでいます。
聖少女的だがエロティックなヒロイン 遠野 果穂
主人公の初恋の女性、遠野 果穂(とおの かほ)ですが、
知的と凛々しさと慈愛を兼ね備え聖少女的なヒロインなんですけど、
なんかエロいんですよね。
ネタバレですけど、
主人公の作り出した世界で、
主人公のイメージのヒロインですから、
初恋の女性を神聖視する反面、欲情もしているという感じなんだと思います。
ルールの無くなった世界で王様となる 寺沢秀雄
寺沢は漂流した面子の中では、強くて頭も良く、サバイバル能力が高いんですが、
ちょっと壊れているんですよね。
こんな風になったら最悪だなって思うことを、
大抵こいつがやっちゃうんですよ。
すごく嫌な奴なんですけど、
こいつがいないと話が面白くならないんですよね。
まとめ
この記事では押見修造の漫画「漂流ネットカフェ」をご紹介しました。
押見修造作品の中毒性のあるドキドキ、モヤモヤにあなたも浸ってみませんか?
読んだ後楽しい気分にはならないが、
自分の中で、何かが変わってしまうかもしれない。
おでんは、そんな作品だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また!