こんにちは!
最近ちょっとしたきっかけがあって、
色々と子供の教育について調べている、おでん正宗です。
子育てって大変だけど、得られる喜びは大きいですよね。
でも、実際渦中にいる時は、そんなこと考えている余裕もなかったり、
後になって振り返ってみて反省することが多いです。
少子化だし親として何もかも初体験の中で奮闘するわけですから、
まったく失敗しないなんて無理な話。
くじけず一緒に頑張っていきましょう!
おでんと同じように子育てに奮闘中のお父さん、お母さん達の助けになればと思って記事を書きますので良かったら読んでみて下さい。

9歳の壁(10歳の壁)とは

おでんの上の子は9歳(小学4年生)ですが、
この9歳っていうのはとても大事な時期なようなのです。
みなさんは、「9歳の壁」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
別名が沢山あり、10歳の壁、9歳の危機、小4の壁などとも言われるそうです。
この言葉の由来は萩原浅五郎氏(東京教育大学付属聾学校長)の
「知的障害がないにもかかわらず、聴覚にハンデがあると小学3、4年の学習の理解に困難をきたす」
という指摘と言われています。
9歳(10歳)は精神面でも学習面でも、大きな転換点となる

9歳というのは、学習面でも精神面でも子供にとって大きな転機となります。
みなさんは、「メタ認知」という言葉はご存知ですか?
メタ認知とは
メタ認知(メタにんち)とは認知を認知すること。人間が自分自身を認識する場合において、自分の思考や行動そのものを対象として客観的に把握し認識すること。それをおこなう能力をメタ認知能力という。
出典:wikipedia2016.10.22
大人は物を考えたりするときに「自分の中の自分」と対話するように考えますよね。
このメタ認知の能力は、「自分の中の自分」の様な抽象的な思考ができるようになってくる9歳(10歳)頃にグッと成長するのです。
セルフモニタリングとセルフコントロールの能力を獲得する
メタ認知の能力が高まると、自分自身を客観的に見る「セルフモニタリング」、自分自身を制御する「セルフコントロール」が可能となってきます。
つまり、思いやりや共感が分かるようになり、社会性を身につけ始めるのです。
ですから、この頃までの子供は理不尽なわがままを言ったり、思いやりのないことを言ったりして親を心配させますが普通です。
抽象的な思考は学習面でも関わってくる
メタ認知の様な抽象的な思考は、学習にも大いに関わってきます。
子供の発達の段階に合わせて、この頃から学校でも工夫が必要な応用問題の割合が増えてきます。
ですから、この頃までにこれまでの基本的な学習をしっかり身につけていないとつまずきやすいわけですね。これが小3、小4の夏休みが大事と言われる所以です。
9歳の壁(10歳の壁)でのつまずきは後々大きな影響がある
少年院に入ってくる少年に共通した特徴。それは家族構成や地域差や学校差ではない。小学校3年、4年生の頃の育ち方である
出典:『児童心理2012年8月号臨時増刊小学三年生・四年生のこころと世界』金子書房
と、これは親としては慎重にいきたいですね。
逆にここでの親の努力は値千金の価値があるとも言えますよね。
小学3年生の2学期は子供の勉強の様子をよく見てあげて!

小学校3年生の一学期位までの学習は基本的な計算や暗記などが多いのですが、小学校3年生になるとこれまでになかったような応用問題が登場してきます。
実際おでんの娘も九九やひっ算までは、比較的つまづくことなく勉強していたのですが、その後自分で工夫しないと解けないような応用問題が登場し始めると、宿題やドリルを溜めるようになっていました。
時期にすると小学3年生の2学期です。
夏休みにはこれまでの基本的な問題を復習しておくと良い
おでんの場合は、手遅れなんですけど今思えば夏休みにもっと基礎的な問題を復習させておけば良かったなぁって思いました。
2学期に応用問題が増えてくることが分かってれば、夏休みに基本的な問題が早く正確に解けるように練習させてあげれば良かったって思いました。
この記事を読んでくれて、来年以降に子供が小学4年生になる方がいれば参考になれば良いな。
子供が勉強でつまずいていたら、自分で考えられるように上手に誘導してやると良い
今後は応用問題が増えて自力で解けるようになるために、子供がつまずいている所があったら、自分で考えられるよう上手に誘導してあげたいですね。
子供はこれまで、そんなに難しい問題に向き合ったことがないわけですからイライラしたり言い訳したりするけれど、心穏やかに気長に付き合ってあげてください。
子供が勉強嫌いにならないように、教える方がイライラしたり「どうして分からないの?」なんて怒らないであげてください。
問題をよく読むように助言してあげると良い
これまでは基本的な問題が多かったので、あまり問題を良く読まない子もいます。
これは、これまで勉強が得意だった子の方が顕著かもしれませんね。
応用問題は問題をよく読まないと解けません。
これからは問題をよく読んだ方が良いと助言して上げてください。
分からない問題があったら、一つ前の問題に戻ってみると良い
教材は体系だてて学習が進められるように作られています。
難しい問題でつまずいたり、解き方が分からないときは一つ前の問題に戻ってみると良いと助言して上げてください。
9歳の壁(10歳の壁)を乗り越えるために親は何ができるのか?

9歳の壁を乗り越えるために、親ができることを考えてみました。
感情的にならずに見守る
おでん的には、とにかくこれが1番です。
こどもも大きな壁にぶち当たって苦しんでいます。
わがまま言ったり、言い訳したり、投げ出そうとしたりしますが、まずは親が平静でいることが大事です。
感情的になって怒ったりすると、かえって思考力を低下させたり、意欲を奪ってしまいます。
これは非合理的な行為で、明らかな親の過失です。
課題は自分の力で解決できるように促す
子供の自主性を尊重して、親はあくまで補助に努めましょう。
直接手を出さなくても、親がちゃんと見守っていることは子供にも伝わりますよ。
子供が挫けそうになったときには、勇気づけてあげましょう。
子供を信じてあげよう
無関心でいるっていうことではないですよ。
この頃の子供は親なしで友達と出かけたり、友達の家でお泊りしたりしたがります。
親としてはちょっと心配もありますが、できればやらせてあげたいですね。
親離れを寂しがらずに、子供の成長を喜んであげたいですね。
親の見えないところで、きっと親では教えられないたくさんのことを学んでいるはずです。
男の子と女の子はちょっと対応の仕方が違ってくる
おなじ9歳(10歳)といっても、男の子と女の子ではちょっと接し方は変えてあげた方が良いそうです。
男の子には論理的に、女の子には感情を刺激するように話してあげると良いそうです。
大人になっても、この傾向はありますね。
まとめ
いわゆる「9歳の壁」について、おでんなりに記事にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
子供にとっても親にとっても非常な大事な時期が9歳~10歳です。
苦労も多いと思いますが、ここを乗り越えれば、お子様は見違えるように成長されるでしょう。
家族で助け合いながら、なんとか無事乗り越えていきたいものです。
子育て、一緒にがんばりましょうね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では、また!